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出版社:幻戯書房
出版日:2021年12月10日頃
ISBN10:4864882371
ISBN13:9784864882378
販売価格:4,950円
「長編小説(ロマン)と詩」を筆頭に、長編小説をめぐる原論的考察を中心とする前半の理論篇、ラブレー、セルバンテス、ラクロ、シャトーブリアン、バルザック、ユゴー、マラルメ、プルースト、そしてビュトール自身を対象とするモノグラフィからなる後半の応用篇という二連画(ディプティック)が、いつしか長編小説(ロマン)の似姿となり、みずからを超克していくーー小説を超える小説(シュルロマン)としての文芸批評、ここに開幕!
長編小説(ロマン)と詩
音楽すなわちリアリズム芸術
長編小説(ロマン)の空間
「家具の哲学」
長編小説(ロマン)における人称代名詞の使用
長編小説(ロマン)における個人と集団
長編小説(ロマン)の技術をめぐる探求
ページについて
物体としての本
いわゆる「一二一人宣言」について
批評家と公衆
ラブレー
『模範小説集』
『危険な関係』について
シャトーブリアンと旧アメリカ
貧しき縁者
さかさまのバベル
小説家ヴィクトル・ユゴー
ブーレーズによるマラルメ
プルーストにおける架空の芸術作品
「テル・ケル」誌への回答
註
初出一覧
解題ーー石橋正孝
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