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出版社:弦書房
出版日:2020年09月30日頃
ISBN10:4863292058
ISBN13:9784863292055
販売価格:1,980円
日本に食の賑わいをもたらした外来食文化。お茶、砂糖、南蛮菓子などは、どのように受容され定着し、さらに海外へ発信(逆輸出)されるまでに成長したのか。「外来食」というキーワードにこだわって、考古学・民俗学・家政学各分野の研究者がその多様性と奥深さに迫る。江戸期の名菓「三官飴」「鶴の子」にまつわる話や現代の小倉(北九州)における「ロールケーキ」で町おこしの話、コメやお茶が実は究極の「外来食」である話など、今まで気にもとめなかった食文化の話が盛りだくさんの一冊である。
第一章 東アジアから来た照葉樹林食文化
照葉樹林文化と納豆
「彩色おこわ」と「赤飯」「染飯」
第二章 発掘でひもとく日本人
ドングリ食と日本人
究極の外来食はご飯
第三章 お茶のよもやま話
泡立つお茶
ブレンド茶の今と昔
第四章 北九州の菓子今昔
小倉の三官飴
ロールケーキ
第五章 食を彩る小道具と製法
日本の箸・中国の箸
飴を「引く」話
第六章 江戸・明治期の外来食文化
世界とつながる南蛮菓子
バナナと砂糖ー近代の門司と台湾ー
第七章 日本で育てた外来食
香港人を魅了した日本ラーメン
近代の台湾における菓子と菓子商
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