実存思想論集　35号

実存思想協会 実存思想論集　35号 2020年 ●特集　実存とケア 趣意文（榊原哲也） 「気遣い」を問いなおすーー看護の事象に即して（榊原哲也） こどもたちのユートピアーー社会を下から作り直す（村上靖彦） ありのままの生とインタビュー中心主義の帰趨ーー「ケアの現象学」の素朴さが映すもの（稲垣　諭） 『存在と時間』におけるケア論の可能性（丹木博一） ●応募論文 三願転入の前提ーー親鸞の衆生像と『観経』読解（大胡高輝） ショーペンハウアーにおける「個体化の原理」の問題（堤田康成） ニーチェ『悲劇の誕生』の美的公共圏（大久保歩） 世代発生的現象学における「現象学的出生」の内実ーーフッサールの「伝統」概念を手掛かりに（関口貴太） 『存在と時間』における言明の真理と世界内存在の志向的解釈の梗概（神谷　健） ●書評 冲永宜司著『始原と根拠の形而上学』（乘立雄輝） 水野友晴著『「世界的自覚」と「東洋」--西田幾多郎と鈴木大拙』（井上克人） 中山剛史著『ヤスパース　暗黙の倫理学ーー〈実存倫理〉から〈理性倫理〉へ』（松丸啓子） 岡田聡著『ヤスパースとキリスト教ーー二〇世紀ドイツ語圏のプロテスタント思想史において』（松野さやか） 中川萌子著『脱ー底　ハイデガーにおける被投的企投』（魚谷雅広） 峰尾公也著『ハイデガーと時間性の哲学ーー根源・派生・媒介』（渡名喜庸哲） 亀井大輔著『デリダ　歴史の思考』（西山達也） 編集後記 実存思想協会活動報告 事務局報告 論文応募要領 実存思想協会規約 実存思想協会運営細則 実存思想協会理事・会計監査選挙細則 （カット　佐藤忠良）