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出版社:作品社
出版日:2008年12月
ISBN10:486182219X
ISBN13:9784861822193
販売価格:2,640円
現在、世界では、環境汚染や異常気象によって二〇億人が水不足に陥っており、二〇二五年には、世界人口の三分の二が水不足に苦しむと試算されている。海水淡水化の施設が、世界中の海岸に建てられ、その多くが原子力発電によって稼働する。健康的に問題のあるナノ技術によって浄化された下水は、民営化された水道を通して、私たちの飲用水になる。お金持ちは、世界の稀少な水源地からの、あるいは、雲から抽出したボトルウォーターだけを飲み、貧しい人びとは、水を得られずに亡くなっていく。そして、グローバル水企業が世界の水を支配し、巨額の利益を上げる…。これは、SFの世界の話ではない。世界「水」市場120兆円、“水危機”を背景に急成長する水ビジネス-グローバル水企業の戦略、水資源の争奪戦、ボトルウォーター産業、海水淡水化、下水リサイクル、“ブルー・ゴールド”に集中する投資マネー…その最前線と実態をまとめた話題のベストセラー。“日本における「ウォーター・ビジネス」の現状と問題”収載。
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