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出版社:春風社
出版日:2017年10月16日頃
ISBN10:4861105595
ISBN13:9784861105593
販売価格:3,520円
小説から映画へ、演劇へ、漫画へ。再創造としての翻案=アダプテーションは何をもたらすのか。英仏独伊東欧における諸相を探る。
まえがき【沼野充義】
序文:アダプテーション研究とは?【小川公代】
1:文学から映画へ
第1章:フランス文学から映画へーー見えるものと見えないもの【野崎歓】
第2章:ドイツ語圏の翻案映画についてーーハインリヒ・フォン・クライスト『ミヒャエル・コールハース』を手がかりに【眞鍋正紀】
第3章:イギリスからハリウッドとボリウッドへーージェイン・オースティンの作品と翻案【新井潤美】
第4章:福祉国家のためのディケンズ?--イギリス「文芸映画」とアダプテーションの歴史性【秦邦生】
2:戯曲・ミュージカル・漫画・オペラ
第5章:翻案としての舞台上演ーー革命前後のロシアにおけるヨーロッパ劇【村田真一】
第6章:フランス・ミュージカルの魅力ーーふたつのユゴー作品【渡辺諒】
第7章:他人の記憶を描くーーフランス語圏における物語の漫画家とエマニュエル・ギベールの仕事【笠間直穂子】
第8章:イタリア映画における原作小説とオペラーーヴィスコンティの『夏の嵐』を例に【堤康徳】
3:再創造の挑戦
第9章:ジョルジュ・メリエスにおける「翻案」--初期フランス映画試論【吉村和明】
第10章:コウルリッジの「生の哲学」と『パンデモニアム』--イギリス・ロマン主義文学の再解釈【小川公代】
第11章:ボスニアの奇想ーーエミール・クストゥリツァによるイヴォ・アンドリッチの翻案【奥彩子】
第12章:壊れたテンペストーーシェイクスピア『テンペスト』と日本映画『佐渡テンペスト』に翻案する【ジョン・ウィリアムズ/小澤央訳】
可能性としてのアダプテーションーー「あとがき」にかえて【吉村和明】
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