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出版社:八朔社
出版日:2020年03月31日頃
ISBN10:4860140966
ISBN13:9784860140960
販売価格:2,750円
「TOKYO2020」「復興五輪」の号令のなかで,消されていくフクシマの声。
「3.11フクシマ」,この素材規定に,どのような価値規定を与えるべきか。
(中略)本書は,この間,現地でなにが起こってきたのかを,
21世紀のグローバルな社会運動の一環として位置づけるものである。
(「まえがき」より)
総論 「3.11 フクシマ」が人類史に問いかけるもの
-核被災と主体形成ー(後藤宣代)
第1部 世界のなかで考える
第1章 2011 年のグローバルな運動とフクシマを貫くもの
-未来からの合図ー(後藤康夫)
第2章 グローバルヒバクシャとフクシマをつなぐ
-その終わらない旅,そして運動ー(藍原寛子)
第3章 「科学技術と市民」とフクシマ
-STS(科学技術社会論)の視点からー(佐藤恭子)
第4章 フクシマ発で核を考える
-国境を越えて連帯する「反核世界社会フォーラム」-(小川晃弘)
第2部 日本のなかで考える
第5章 立ち上がった被災者のNPO
-土着型の「野馬土」と協働型の
「市民放射能測定室たらちね」に聞くー(中里知永)
第6章 外国人コミュニティ形成と支援活動
-グローバル市民社会への展望ー(梁姫淑)
第7章 放射能からこどもを守る医療生協運動
-「核の公害(核害)」の街で生きるー(山田耕太)
第8章 核被害を明らかにし,農業と再生可能エネルギーで地域を守る
-農民連の「持続可能な暮らし」への実践ー(佐々木健洋)
第9章 集団ADR 打ち切りと「浪江原発訴訟」
-「核災棄民」から,歴史の変革主体へー(鈴木正一)
第10 章 「フクシマの映画」上映活動から見えてくる3.11 の深層世界
-低線量長期被ばく都市・福島に身を置いてー(阿部泰宏)
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