新版 地域環境科学概論

東京農業大学地域環境科学部は森林総合科学科・生産環境工学科・造園科学科を一つにまとめて2002年に発足した。 気候変動による豪雨や豪雪、猛暑、PM2.5、また津波による原子力発電所の崩壊と放射能漏洩などの環境問題を解決する糸口として、これらの学科の役割は重要性を増している。 本書は初版と同様にそのような各学部の構成員の羅針盤となるように執筆された。また、環境問題の新たな変化に対応すべく再編している。 第1章　地域環境科学とは 　1.地域環境科学の領域と現代社会 　2.地域環境科学の体系と領域 　3.地域環境科学の期待と課題 第2章　現代社会と環境問題 　1.地球環境問題への取り組みー森林利用と中心にー 　2.地球温暖化 　3.生物多様性 　4.エネルギー環境 　5.砂漠化 　6.土壌環境 　7.水環境 　8.森林環境 　9.農業環境 　10.都市と環境 　11.環境保全と国際社会ー地球をまもる地域環境科学ー 第3章　自然環境 　1.自然環境と生物多様性 　2.生態系（エコシステム） 　3.植物 　4.野生動物と環境 　5.土壌 　6.水 　7.気象 　8.物質循環と環境　 第4章　地域社会と環境問題 　1.地域を捉える科学 　2.地域らしさとアメニティ 　3.地域資源とバイオマスエネルギー 　4.地域環境を守る自然の機能 　5.地域と文化 　6.地域の機能 　7.地域における健康づくり 第5章　地域づくりと地域環境科学 　1.地域づくりの概念 　2.地域づくりと環境デザイン 　3.市民による地域づくり 　4.地域づくりの技術と循環型社会 　5.地域ではたらく 　6.環境評価とグリーンエコノミー 第6章　循環型社会の創造と地域づくり 　1.持続可能な地域づくり