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出版社:ぺりかん社
出版日:2021年05月10日頃
ISBN10:4831515906
ISBN13:9784831515902
販売価格:3,520円
2018年に創立50周年を迎えた日本思想史学会の記念シンポジウムから「対立と調和」「(日本思想史学の)現在と未来」という二つのテーマに沿って発表された内容を大幅に増補した論集。古代から現代までを射程に収め、宗教と社会、東アジア、ジェンダー論などのトピックと日本思想との関わりを幅広く論じる。
1 現在と未来
◆ 近世から近代へ
思想史研究を時代区分から救い出すには
◆ 中世から近世へ
道元の時間論から見た卍山道白における「復古」について
◆ 古代から中世へ
生身仏の時代 -- 『三宝絵』の行基像をめぐって --
2 対立と調和
◆ 宗教と社会1
民衆宗教、あるいは帝国のマイノリティ
◆ 宗教と社会2
幕末期における宗教言説の展開 -- 僧・龍温の自他意識をめぐって --
◆ 東アジアと日本1
蘭学と西洋兵学 -- 比較と連鎖の政治思想史 --
◆ 東アジアと日本2
漢籍の訓読から儒教儀礼へ -- 舶載された知の需要と多様な思想展開 --
◆ 日本思想とジェンダー1
史学思想史としての「女性史」 -- 「ジェンダー」という問い --
◆ 日本思想とジェンダー2
神道における女性観の形成 -- 日本思想史の問題として --
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