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出版社:文眞堂
出版日:2020年03月05日頃
ISBN10:483095065X
ISBN13:9784830950650
販売価格:2,530円
ウォール・ストリートは「大きすぎて潰せない」ゆえに政府に救済されさらに大きくなった。他方、メイン・ストリートの普通の人々は、所得の停滞、生活費の高騰、失業やローンに苦しみ、中間層から転落している。本書は、強大な経済力を持つウォール・ストリートが政治権力をも支配し、メイン・ストリートに苦境をもたらすメカニズムを解明する。
はしがき
序章
第1部 ウォール・ストリートの権力
第1章 金融権力の基礎一巨大銀行とアメリカ経済
第2章 金融の復権ーウォール・ストリートによるワシントン政治の支配
第3章 大きすぎて潰せない(TBTF)-コンチネンタル・イリノイ銀行の救済を事例にして
第4章 仕組まれた経済ーポピュリズムとグラス=スティーガル法
第2部 圧迫されるメイン・ストリート
第5章 アメリカン・ドリームの終焉ー所得・資産格差と中間層の崩壊
第6章 学生ローン債務危機ー受益者負担の理念と現実
第7章 乗っ取られる政府機関ー消費者金融保護局の成功と金融機関の反撃
第3部 グロ -バルな存在としての金融権力と金融規制
第8章 新たな金融寡頭制ーグローバルなアメリカ金融覇権の生成
第9章 ノンバンクの巨大市場に切り込んだ日本ー多重債務と改正貸金業法の成立
第10章 岐路に立つ国際金融秩序ーリーマンショック後10年,懸念増す金融の不安定性
あとがき
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