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蚕と戦争と日本語

著者:小川誉子美
出版社:ひつじ書房
出版日:2020年02月28日頃
ISBN10:4823410319
ISBN13:9784823410314
販売価格:3,740円
欧米の日本語学習は対日戦略とともに展開した。そのうち、国防、外交、交易など各国の国益と結びついた8つのトピックを紹介する。幕末の日本産「蚕」や日露戦争後の日本に注がれた関心が日本語の研究を促すなど、動機は意外なところにあった。16世紀から20世紀の西洋人の日本語学習は、綿密な計画とたゆまぬ努力、日本語教師たちの真摯な協力によって成果を生んだ。エピソードを交えながら当時の息吹を紹介する。 第一章 大航海時代、イエズス会の方略 -布教と言語 一 日本情報の収集と日本語研究 二 イエズス会宣教師たちの「適応主義」と言語教育 三 マテオ・リッチの「適応主義」と東西交流 四 表舞台から消えた宣教師たち 第二章 帝政ロシアの思惑と通訳の育成 -日本語教育一一〇年の歩み 一 一八世紀のペテルブルクで日本語教育が始まる 二 高まる需要、日本語通訳とイルクーツク日本語学校 三 それぞれの遺産、史実に眠る想い 四 日露接触その後 第三章 長崎出島とオランダ -ひそかに学んだ日本語 一 イギリスの退去と宣教師の再上陸 二 「出島の三学者」ケンペル、ツンベリー、シーボルトの情報収集 三 オランダ商館長による日本語辞書・文法書 四 日本語研究の始祖ホフマン、ライデン大学に現る 第四章 絹とジャポニスム -交易と美術、日本語が学ばれるとき 一 蚕がフランス・イタリアと横浜をつなぐ 二 パリの東洋語学校とロニー 三 イタリアの苦悩と戦略 四 黎明期の交流、ギメの東洋語学校とジャポニスム 第五章 近代化の扉を開いた各国の日本語人材 -開国前夜に始まる日本語学習 一 バタヴィア、マカオ、琉球での取り組み 二 横浜で生まれたピジン、外交言語はオランダ語から英語へ 三 フランスー琉球で学んだ宣教師たち 四 イギリスー書き言葉の習得と日本研究 五 アメリカー宣教師ヘボンの功績 第六章 戦争がもたらす対日観と日本語教育 ー日露戦争と第一次世界大戦 一 列強諸国の対日観と日英同盟時代のイギリスの日本語教育 二 リトアニア、ブルガリア、ポーランド、オーストリア=ハンガリー帝国 三 黄禍論とドイツの研究基盤 四 日露戦争とウラジオストック東洋学院 五 ペテルブルク大学出身者たちの日本留学とその後 第七章 広報活動と枢軸国の日本語教育ー戦間期から大戦下にかけて 一 対日認識への懸念、民間事業と国際文化振興会 二 枢軸国の教壇に立つ日本人留学生 三 ドイツで教えた講師ー北山淳友・村田豊文・岩倉具実 四 対日世論と日本語講師の使命 第八章 連合国の日本語教育と情報戦ー戦間期から第二次世界大戦期をへて 一 イギリスの同盟国オランダー本国と蘭印 二 日本の「隣人」-英連邦オーストラリア 三 アメリカー対日情報戦と空前絶後の語学兵の養成 四 イギリスー粋を集めた戦時日本語コース 五 そして現在へ おわりに 参考文献 人名索引 事項索引
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