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出版社:日本標準
出版日:2023年03月27日
ISBN10:4820807366
ISBN13:9784820807360
販売価格:2,420円
【『月刊 教職研修』2023年12月号に書評が掲載されました!】
『時代を拓いた教師たちーー戦後教育実践からのメッセージ』(2005年)、『時代を拓いた教師たち2--実践から教育を問い直す』(2009年)に続く待望の第3巻!
第二次世界大戦前に活躍した教育界における改革者を取り上げ、その特徴を初学者に分かりやすく示す。
教育実践の歴史をたどる入門書として長く読まれている『時代を拓いた教師たち』シリーズの方針を踏襲し、実践の特徴がよく表れている実践場面の引用とその解説を入れ、実践のポイントを掲載。
最新の先行研究の成果をふまえつつ、実践記録やその他著作への橋渡しを意識した本書は、教育学研究者を目指す人たちに研究の手掛かりを示す。
巻末には日本の教育の黎明期から戦前までの教育実践史を概観できる戦前・戦中教育実践史年表など、理解の手助けになる資料も多数掲載。
はじめに
序章 日本における近代教育の成立と教育実践
第1章 教科の本質を見つめて
1 山本鼎の自由画教育 (小山英恵・東京学芸大学教育学部准教授)
2 友納友次郎と系統的文章指導 (森本和寿・大阪教育大学総合教育系特任講師)
3 神戸伊三郎の理科学習論 (吉永紀子・同志社女子大学現代こども学科准教授)
4 小倉金之助と科学的精神の涵養 (大下卓司・神戸松蔭女子学院大学教育学部准教授)
5 岡倉由三郎と英語教育 (赤沢真世・佛教大学教育学部准教授)
第2章 学校の創造
1 及川平治と分団式動的教育法 (福嶋祐貴・京都教育大学大学院連合教職実践研究科講師)
2 澤柳政太郎と成城小学校 (森枝美・京都橘大学発達教育学部准教授)
3 羽仁もと子と自由学園 (羽山裕子・滋賀大学教育学部准教授)
4 野村芳兵衛と池袋児童の村小学校 (八田幸恵・大阪教育大学教育学部准教授)
5 石井筆子と滝乃川学園 (窪田知子・滋賀大学教育学部准教授)
6 留岡幸助と家庭学校 (若松大輔・弘前大学大学院教育学研究科助教)
第3章 社会変動と教育
1 戸塚廉といたずら教育学 (中西修一朗・大阪経済大学情報社会学部講師)
2 村山俊太郎と綴方のリアリズム (石井英真・京都大学大学院教育学研究科准教授)
3 石橋勝治の学級経営 (西岡加名恵・京都大学大学院教育学研究科教授)
4 小砂丘忠義と生活綴方 (川地亜弥子・神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授)
5 峰地光重と「生活」本位の教育 (田中耕治・佛教大学教育学部客員教授・京都大学名誉教授)
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