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出版社:日本図書館協会
出版日:2020年03月05日頃
ISBN10:4820419137
ISBN13:9784820419136
販売価格:3,300円
日本の図書館においてレファレンスサービスは定着していますが,一般の利用者からみると必ずしも身近なサービスとはなっていません。一方で,インターネットが情報インフラとして社会に浸透するにしたがってレファレンスサービスに大きな変化が生じてきました。課題解決支援,情報リテラシー教育,書誌・索引データベースの構築など,図書館が情報の発信元として積極的な関与が求められています。本書はレファレンスサービスの理論と技術,情報資源の管理と提供,レファレンスサービスと利用者に焦点を当てて,図書館情報学研究者が執筆しています。館種を超えてレファレンスサービスのこれからを考えるうえで重要な提起が随所に発見できる一冊です。
1章 知識の論理とレファレンスサービス(齋藤泰則)
2章 レファレンスサービスの要素技術(高久雅生)
3章 レファレンスサービスの自動化可能性(浅石卓真)
4章 レファレンス理論でネット情報源を読み解く(根本彰)
5章 レファレンスサービスからみたIFLA LRMの情報資源の世界(橋詰秋子)
6章 知識資源のナショナルな組織化(根本彰)
7章 パーソナルデジタルアーカイブは100年後も「参照」されうるか(塩崎亮)
8章 『広辞苑』デジタル版の移り変わり(石黒祐子)
9章 日本のレファレンスサービス 七つの疑問(糸賀雅児)
10章 公共図書館における読書相談サービスの再構築(福永智子)
11章 米国の大学図書館界における教育を担当する図書館員の人材像の変遷(上岡真紀子)
12章 探究学習における学校図書館の役割(岩崎れい)
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