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出版社:日本経済評論社
出版日:2022年01月31日頃
ISBN10:4818825956
ISBN13:9784818825956
販売価格:5,170円
歴史のなかに「生きること」を問うことはいかにして可能か。書かれたことから、聞き取ったことまで、多彩な史料を読み解き、人びとが「生きること」にどう向き合ってきたのか、新たな光をあてる。
序 論 歴史のなかで「生きること」を問う
--問い方をめぐる課題と方法 大門正克
第1部 近世から近代へ
第一章 女・子どもの「いのち」を守る社会的紐帯の形成
--幕末から近代初頭の日記にみる 沢山美果子
第二章 「結社の時代」を生きるーー伊香西浅井郡相救社の設立 大月英雄
第三章 近代民間福祉の出発ーー明治前期の秋田町を対象として 大川啓
第四章 近代日本を漁業出稼ぎで生きる
--経営史料からのアプローチ 中村一成
論点2 近世から近代を生きるーーヨーロッパと日本 長谷川貴彦
第2部 近代から現代へ
第五章 東北大凶作を生き延びる
-一九三〇年代の岩手農民と母子衛生・保健医療活動 鬼嶋淳
第六章 生きる術としての示威行動(デモンストレーション)
--飢餓突破川崎市労働者市民大会にみる戦時と戦後 佐々木啓
第七章 山間(やまあい)の地で生きること
--兵庫県関宮町を事例として 高岡裕之
第八章 共同的記憶がつくる「民主主義」
--高度成長後のムラを生きる 倉敷伸子
論点2 新自由主義の物語を超えてーーイギリスと日本 長谷川貴彦
おわりに 大門正克
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