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出版社:筑波書房
出版日:2021年06月28日頃
ISBN10:4811906047
ISBN13:9784811906041
販売価格:2,200円
本書では、地域の在来知の活用と社会的レジリエンスとの関係について、環境科学、文化人類学、教育学の専門家が最新事例に基づき考察し、執筆した。対象地域は、日本だけでなく、アフリカ・ナミビア、米国・アラスカ、フィリピン・ベトナム等のアジア地域といったように世界における在来知を対象としている。在来知はそれぞれの地域に由来するものであるが、論点に関しては共通点が多いことに気づくであろう。
はじめに
第1章 自然との共生のための在来知と社会的レジリエンス
第2章 宮城県南三陸町入谷地区の自助・共助にみる在来知
─東日本大震災時の被災者支援活動を例として─
第3章 社会的レジリエンスとしての物々交換
─ナミビア農牧社会における気象災害時の食糧獲得─
第4章 アラスカ先住民の生存漁労と食糧保障
─米国政府野生動物管理における在来知─
第5章 ライフスタイル変革のための価値観の転換と在来知の活用
第6章 地域から探るレジリエンスな暮らし
─ミクロネシアで出会う新しい価値観─
第7章 アジアの無形文化遺産の教育・地域づくりへの活用
─在来知を活かした教育実践と持続可能な地域づくり─
おわりに
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