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出版社:大法輪閣
出版日:2013年02月10日頃
ISBN10:4804613455
ISBN13:9784804613451
販売価格:8,800円
密教の教えを美しく図示した両部曼荼羅。そこに描かれた全尊の的確な線描による白描図とともに、各尊ごとに種字・印相・三形を図示し、密号・真言・解説を付したほか、「曼荼羅とは何か」の概説、胎蔵曼荼羅十二院、金剛界曼荼羅九会の解説も加えた画期的な図典。
【推薦の言葉 …刊行当時】
◆平川彰 東京大学名誉教授 《内容の充実した曼荼羅図典》
今回刊行された曼荼羅図典は、マンダラを学ぶ者の最良の参考書である。密教の代表的マンダラ といえば、胎蔵曼荼羅と金剛界曼荼羅とであるが、 その内容は複雑難解で容易に近づきがたい。しかしこの図典は、この難解な両部マンダラの凡ての諸尊の尊形を図示し、これに密号や種子、印相、三昧耶形を添えて、諸尊の特色を平易に説明しているので 理解し易い。これを丹念に見ていくならば、両部マンダラの真髄を会得することも夢ではない。密教を学ぶ 専門家にも初学者にも最高の伴侶である。本書の刊行を喜び、広く江湖に推薦する所以である。
◆宮坂宥勝 名古屋大学名誉教授 ・ 智山伝法院院長 《根本経典に最も忠実》
本書は、下図 (白描) を染川英輔画伯が描き、気鋭一線の四人の密教学者が協力して本文を書いた画期的な曼荼羅の図典である。経典儀軌などに一々当って確認し、あるいは新発見によって従来の所伝を補正して、学的に極めて正確である。たとえば、諸尊の身色や尊容も既存のそれと異なるのは、そのためである。根本経典に最も忠実な本書は、後世に残る金字塔であることを確信して疑わない。
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