転生エルフ王子のハーレム英雄譚（2）

エルフの王子に転生したアランは、その優れた容姿と、立場を活用して、エルフ美女との関係を楽しんでいる。国王から王位継承への試練として、諸国を巡って、友好関係を築くことを命じられたことで、各国の美少女と出会うために旅立った。ハーフエルフや精霊族や美女、エルフに憧れる人間の女の子も、アランの魅力に惹かれて旅の仲間となった。幼なじみのセシルに見守られながらも、旅は順調だ。しかし、各国の王から友好の証も受けた彼が次ぎに目指すのは、もっとも交渉が困難と思われる、魔族たちの国だった。魔王ベアトリスに支配されるその国は最も好戦的で、他種族を見下していると言われているからだ。そして今まさに、ベアトリスが人間の国への侵攻を企てているらしい状況でもあった。-しかし、どこまでも気楽に。美女とのエッチ三昧な旅路だけを夢見るアランは、人間の女騎士団長にも、自慢の誘惑魔法を仕掛け、着実に足下を固めていった。無事、計画どおりに進められるかと思ったそんな矢先、サキュバス少女グリニスの色仕掛けにかかって、大切な大樹の枝を奪われてしまい…。