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出版社:翔泳社
出版日:2007年11月19日頃
ISBN10:4798115010
ISBN13:9784798115016
販売価格:2,530円
仲介者という新たなプレイヤー
企業にとってのイノベーションの重要性は敢えていうまでもない。今日、特に重要になっているのは「オープン・イノベーション」である。
これは、企業が社外のアイデアやテクノロジーを有効に活用する一方で、自社のアイデアを他社に活用してもらい、イノベーションの価値を高めることである。
オープン・イノベーションには知財(IP)が重要な役割を果す。IPが適切に保護されることで、IPを取引きするための自由市場が生まれるからだ。IPの管理はテクノロジーのライフサイクル、および、企業のビジネスモデルに合致したやり方で行なう必要がある。
イノベーション市場においては、イノベーションの仲介者という新たなプレイヤーが登場する。取引を促進し、イノベーションを加速するための新しい企業モデルである。IP戦略が企業経営で重要性を増すことに疑いの余地はない。
本書はIP戦略も含め、二律背反と考えられがちなオープン性と知財について、新しいプロセスと評価基準、そして従来型の戦略の見直しをしながら、収益モデルを構築するフレームワークを提示する。
第一章 なぜビジネスモデルのオープン化が必要なのか
第二章 オープン・イノベーションへの道筋
第三章 ビジネスモデルの新たな環境
第四章 知的財産の保護強化がビジネスモデルに与える影響
第五章 ビジネスモデル進化のフレームワーク
第六章 イノベーション仲介企業
第七章 知的財産活用のビジネスモデル
第八章 オープンビジネスモデルへの転換
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