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明治十四年の政変

著者:久保田哲
出版社:集英社インターナショナル
出版日:2021年02月05日頃
ISBN10:4797680644
ISBN13:9784797680645
販売価格:1,012円
日本中が熱狂した政変の謎に迫る! 明治11(1878年)年、大久保利通が暗殺され、日本の舵取りは突如、次の世代ーー大隈重信、伊藤博文、井上馨、黒田清隆らに託された。 彼らに託されたのは議会開設、憲法制定、貨幣制度など、「国のかたち」を作るという難問である。 しかし、さまざまな思惑が絡み合い、政権内に不協和音が生じ、「明治十四年の政変」へと発展していく。 大隈と福沢諭吉はつながっていた? マスコミに情報をリークしたのは誰か? 黒田がなぜ政権内にとどまれたのか? 五代友厚は官有物が欲しかった? 政変の黒幕は誰なのか? 政変が近代日本に与えたものとは? 「複雑怪奇」と呼ばれる政変にまつわる“さまざまな謎"を、気鋭の政治史学者が鮮やかに読み解く! ーー「終章」より 政変の当事者たちは、幻影に突き動かされて、議会開設の主導権をめぐる政治的アリーナに担ぎ上げられた。本書で述べてきたように、明治十四年の政変には、脚本家がいなかった。大隈、伊藤、井上馨、黒田、岩倉、井上毅、福沢らは、政治的アリーナに登壇する演者の一人であった。彼らのなかには、政治的アリーナに立たされたことに自覚的でなかった者もいよう。しかし、日本国中を熱狂させたそのアリーナからは、終幕を待たずに降りることが、誰にも許されなかった。 こうしたなかにあって、伊藤の演技は巧みであり、しなやかであった。機をみるに敏であった。他方で、福沢は政治の中心におらず、大隈や岩倉、黒田も長く東京を離れていた。そう考えれば、伊藤には運もあった。演技、洞察力、運ーー「政治」には、これらの要素は欠かせない。 ーー目次より抜粋 序章 「最も肝要なる時間」--明治10年代という時代 維新の三傑と明治日本/三傑後の明治日本ーー本書の主要人物たち 第1章 三傑後の「政治」--明治11・12年 開明派三参議の台頭/積極財政の動揺 第2章 薩長の角逐ーー明治13年 財政論議/「国会年」としての明治13年 第3章 第二世代の分裂ーー明治14年前半 議会開設をめぐる政争と大隈の意見書/大隈意見書の波紋 第4章 政変ーー明治14年後半 開拓使官有物払下げ事件/政府内の分裂、そして政変へ 第5章 それぞれの政変後ーー明治15年以降 在野/政府内 終章 再・「最も肝要なる時間」--明治10年代という時代 【著者略歴】 久保田 哲(くぼた さとし)武蔵野学院大学教授。1982年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程単位取得退学。専攻は近代現代日本政治史。 著書に『帝国議会』(中公新書)、『元老院の研究』(慶應義塾大学出版会)、共著に『なぜ日本型統治システムは疲弊したのかー憲法学・政治学・行政学からのアプローチ』(ミネルヴァ書房)などがある。
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