それ、時代ものにはNGです2

名だたる作家の著作であっても、時代考証に誤りがあれば、若桜木虔は遠慮なしにメッタ斬りするーー作家・平茂寛（解説より）　毎年、複数の小説賞受賞者を誕生させている若桜木虔が書き下ろす時代考証シリーズ「それNG」、待望の第二弾！若桜木虔の圧倒的な知識量に、前半の「立証」で驚愕し後半の「言葉」で唸る。「立証」--家康は上杉謙信から何を学び取ったのか？家康は織田信長から何を学び取ったのか？秀吉は、なぜ朝鮮遠征を行ったのか？時流に乗り遅れた大名、伊達政宗ーーなど。「時代劇に使えない言葉」--「敵前逃亡」は昭和が初出。「脱線」は明治、「最後通牒」は明治……江戸時代が舞台の時代小説にはNG--など。 立証 信長はなぜ安土を拠点にしたのか　 知られざる交易大名、安東・蠣崎一族　 西の交易大名、大内氏　 家康は武田信玄と豊臣秀吉から何を学び取ったのか？ 家康は上杉謙信から何を学び取ったのか？ 家康は織田信長から何を学び取ったのか？ 家康の意図を台無しにした二代将軍の秀忠　 秀吉は、なぜ朝鮮遠征を行ったのか？　 日本最大の鉱山大名、豊臣秀吉 時流に乗り遅れた大名、伊達政宗 時代劇に使えない言葉 すけこまし／四六時中／天領／日本海と太平洋／実験／佩く／能天気／おちょくる／当て馬・対抗馬／掛け布団／座布団／畳／正座／甘すぎる菓子／結婚　など