現代社会福祉の基本視角

この本は、この激動の八〇年代に突入する直前から、八〇年代末にいたるまでの十年余の間に、とくに日本の社会福祉の動向をみつめつつ、変らないもの、変えなければならないものへの想いを馳せつつ、変るもの、変えなければならないものを探究し、いろいろなものに記したものを集めたものである。ことに、そのなかでもおもに社会福祉を学び問うものとしての視角をいかに定め、現状をどうとらえるかの探究を、スウェーデンとの比較研究を媒介に、政策認識にまで展開したものを収録した。