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出版社:新泉社
出版日:2018年10月16日頃
ISBN10:4787718878
ISBN13:9784787718877
販売価格:1,980円
山に夕闇がせまる
子供達よ
ほら もう夜が背中まできている
火を焚きなさい
お前達の心残りの遊びをやめて
大昔の心にかえり
火を焚きなさい
ーー山尾三省「火を焚きなさい」
山尾三省の詩は、いまの時代にますます、ひつようとされている。わたしがわたしをとりもどすために。あなたがあなたをとりもどすために。
ーー早川ユミ「わたしの、根っこのひと」
野とともに生きること、家族とともに生きること。
詩人・山尾三省(1938〜2001年)の著作と詩集から、48篇の詩、4篇の散文作品を選び、あらたに編集したベストセレクション。家族とともに屋久島に移住し、耕し、詩作し、祈る暮らしを続けた詩人の心温まることばを集めました。布作家・早川ユミの解説、画家・nakabanの漫画も収録。(発行=野草社)
"もくじ
序にかえて
I
火を焚きなさい
漫画 Make the Fire 原作=山尾三省 翻案・作画=nakaban
II
沈黙
日と月
聖老人
III
歌のまこと
夕日
夢起こしーー地域社会原論ーー
散文 野イチゴ
子供たちへ
三つの金色に光っているもの
サルノコシカケ
月夜
じゃがいも畑で
秋のはじめ その二
食パンの歌ーー太郎にーー
夜明けのカフェ・オーレ
ミットクンと雲
草の生えている道
森について
個人的なことがら
おわんどの海
散文 今年の夏は
漫画 山尾三省の詩と歩く 屋久島植物さんぽ 原作=nakaban
ひとつの夏
静かさについて
いろりを焚く その四
桃の木
びろう葉帽子の下で その八ーールイさんにーー
びろう葉帽子の下で その十九
IV
山桜
新月
高校入学式
洗濯物
青い花
V
森の家 その四
森の家 その五
VI
山に住んでいると
石
樹になる
三光鳥
キャベツの時
地蔵 その二
一日暮らし
ゆっくり歩く
VII
夏の朝
神の石
真冬
白木蓮の春
VIII
松の木の木蔭で
ヤマガラ
IX
海辺の生物たち
散文 子供達への遺言・妻への遺言
*
解説 わたしの、根っこのひと 早川ユミ
所収一覧"
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