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顔の剥奪

著者:鈴木智之
出版社:青弓社
出版日:2016年07月15日頃
ISBN10:4787292366
ISBN13:9784787292360
販売価格:3,300円
「顔色をうかがう」「顔に出る」「顔を突き合わせる」--顔は身体の一部であるとともに、「他者と共に在る」ことを可能にしている器官でもある。顔の不在を物語る村上春樹や多和田葉子の作品から、他者と向き合う困難と可能性を描き出す文学批評。 序章 顔をなくした者たちの物語  1 共在の器官としての顔  2 顔を見つめる動物  3 顔を失うということ  4 顔が現れないということ  5 顔をなくした者たちの物語を読む 第1章 顔の剥奪ーー探偵小説と死者の表象  1 手がかりの束としての死者=死体  2 顔への悪意  3 死者の身元をすりかえる  4 表象の闘争  5 他者の表象としての死者  6 二重の暴力とそのアレゴリー 第2章 剥離する顔ーー村上春樹『国境の南、太陽の西』における「砂漠の生」の相貌  1 空虚な「顔」  2 取り返しがつかないことーー時間とその不可逆性をめぐる物語  3 砂漠の生ーーはかなさと酷薄さ  4 このあまりにも偶発的な生  5 運命の恋、あるいは物語の起源  6 「私は悪をなしうる存在である」  7 人と人のあいだに現れる顔  8 剥離する顔 第3章 異邦の顔ーー多和田葉子「ペルソナ」における他者の現れ(なさ)  1 顔ーー見えざるものの現出としての  2 顔の現れ(なさ)をめぐる物語  3 「入植者」たち、あるいは「ゲットーの住人」  4 コロニアルな欲望とレイシアルな想像力  5 面を被る、ということ  6 顔をなくしたまま歩行を続ける 第4章 引き裂かれた顔の記憶ーー林京子「道」における死者の現れ  1 死者に出会うということ/死を書くということ  2 最期の姿を求めてーー「道」(一九七六年)  3 証言の分裂ーー企ての破綻  4 記憶から記憶へーー「道」での語りの重層と移行  5 顔を奪われた死者たち  6 引き裂かれた顔の記憶  7 事実を知るということ/死者の顔に出会うということ 第5章 顔の回復ーー他者の現れを待ち続ける探偵としてのメグレ  1 『メグレと首無し死体』  2 定型からの逸脱  3 「法医学」のまなざし 対 「ハビトゥス」の解読  4 表情がない女  5 「顔」の現れ  6 越境する人間  7 「顔」の回復=物語の回復 おわりにーー脆弱な顔をさらしながら あとがき
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