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出版社:彩流社
出版日:2016年12月28日頃
ISBN10:4779122775
ISBN13:9784779122774
販売価格:4,620円
気鋭の研究者たちが、
ヴィクトリア朝の性を大いに語る!
「抑圧的」と語られながら、
実は、セクシュアリティのイメージが溢れていたヴィクトリア時代。
多彩な視点から、19〜20世紀初頭の「性の言説」を捉え、
現代にも影響を与え続けている
「ヴィクトリア朝文化とセクシュアリティの関係」をひもといていく──。
序章 横溢するセクシュアリティ
【田中 孝信】
第1章 マルサス以降──性は個人と人口をつなぐ
【要田 圭治】
第2章 「不適切な」議題と急進派女性ジャーナリスト、イライザ・ミーティヤードーー1847年スプーナー法案(誘惑・売春取引抑制法案)の行方
【閑田 朋子/日本大学文理学部教授】
第3章 「模倣」する「身体」──『アグネス・グレイ』における動物・身体・欲望の表象
【侘美 真理/東京藝術大学音楽学部准教授】
第4章 髪と鏡ーーメドゥーサとしてのバーサとそのセクシュアリティ
【本田 蘭子/広島大学非常勤講師】
第5章 欲望の封印から充足の模索へ──エリス・ホプキンズとヴィクトリア朝中期の性の葛藤
【市川 千恵子/茨城大学人文学部准教授】
第6章 「現代バビロンの乙女御供」──ウィリアム・T・ステッドの少女売春撲滅キャンペーン
【川端 康雄/日本女子大学文学部教授】
第7章 ジャーナリズムとセクシュアリティの世紀末──オスカー・ワイルドの自己成型
【原田 範行】
第8章 イースト・エンドと中国人移民ーー世紀転換期のスラム小説にみる異人種混淆
【田中 孝信】
第9章 D. H. ロレンス『息子と恋人』のセクシュアリティと(ポスト)ヴィクトリア朝
【武藤 浩史/慶應義塾大学法学部教授】
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