|
出版社:彩流社
出版日:2016年04月19日頃
ISBN10:4779122325
ISBN13:9784779122323
販売価格:1,870円
日本に郵政民営化を要求してきたのは米国である。
その要求の背後にある理念が
1970 年代に米国で誕生したイデオロギーである新自由主義。
冷戦終了後、米国は責務国に転落し、海外に貯蓄された富を
米国に環流させることを対外政策に置いた。
そこで狙われたのが、日本の国民資産である郵貯マネーであった!
格差社会の原点は、新自由主義にあり、
日本の財政が行き詰まりを見せている原点こそ、郵政民営化だった!
痛感する「郵政民営化という虚妄」は今の問題である!
【本書の特徴】
第1部では、
「エコノミストは役に立つのか」(文藝春秋2009 年7月号) で
国内外エコノミスト25 名中ナンバーワンにランクされた菊池氏が、
新自由主義の虚妄を暴き、
どのように日本の国民資産が外貨として米国へ流れてしまうのか
を多数の図解とともに詳細に解説する。
第2部では、エリート郵政官僚として奔走したが、小泉政権が
目指した郵政民営化に真っ向から反対して退任した稲村氏が、
郵政官僚であった経験に即して郵政民営化の問題点をあぶり出す。
「終章」として、特別に二人の対談を収録し、
国民は郵政民営化の虚妄を知るために、
何をどのようにチェックすればよいのか、激論を交わす。
この対談を読めば、郵政民営化の問題点、そして、現在何がこの国起こっているのかの問題点が分かり、
さらに、本書の内容の概略も分かるようになっているため、
対談を読んでから、序章から読み進めることをおすすめします。
本文中、問題点となっている箇所は、太字、大文字になっているので、その部分だけ拾い読みしても
問題点が浮かび上がる。
2016年4月1日に交替したばかりの、「日本郵政」と「ゆうちょ銀行」社長への具体的な提言も
特別に緊急収録!
はじめに なぜ今、郵政民営化を語らなければならないのか 稲村公望
第1部 こうして日本は貧乏になっていく 菊池英博
序章 新自由主義という元凶
第1章 郵政民営化の正体ー郵貯マネー攻防の15 年
第2章 狙われる「ゆうちょ銀行」
第3章 「ゆうちょ銀行」はどうあるべきか
第4章 郵政民営化は増税を招く
第1部総括
「ゆうちょ銀行」社長への進言
第2部 さらば郵政私物化 稲村公望
第5章 日本の文化と伝統を没落させた郵政民営化
第6章 郵政資産を外国に売り渡すな!
終章
【対談】国民は何をチェックすべきか
菊池英博× 稲村公望
結び 「日本郵政」社長への進言
おわりに 菊池英博
|