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出版社:彩流社
出版日:2015年05月08日頃
ISBN10:4779120616
ISBN13:9784779120619
販売価格:1,980円
世界史の中のスペイン、スペイン史の中の精神、思想史としてのスペイン、
スペイン的なものとは……。
スペイン語、スペイン思想の“大御所”ともいうべき著者が、
スペインへの関心が高まっていた1970 年代半ばから、
スペインやスペイン文化の魅力と問題性を伝えるべく、各紙誌に発表した
文章をまとめた滋味溢れる多面的な文化論。
キリスト教文化とイスラム文化、近代ヨーロッパの“辺境”の孕んだ精神の諸相!
第1章 われわれにとってスペインとは何か
1、スペイン文化の二つの頂点
2、スペインについて書くことは泣くことである
3、自由教育学院 4、スペイン科学論争
5、内面への道 6、夢想から現実へ
第2章 新しいスペイン像の模索
第3章 スペイン、その重層性の魅力
第4章 スペイン的「生」の思想
1、スペイン的生の思想(現代から黄金時代を読む前提として)
2、葛藤の時代(三つの宗教・文化の融合と葛藤)
3、人文主義と神秘思想(黄金時代の華)
4、新大陸発見(その思想的意味)
第5章 スペイン文化論を補完する二つの作業仮説
第6章 ドン・キホーテとスペイン精神
第7章 セルバンテス『ドン・キホーテ』
第8章 フランコ以後の新しい日々
第9章 民族とその風土
第10 章 パロスの港 もう一つの地中海への出口
第11 章 ゴヤまたは楽園のアダム
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