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世界を新たに フランクリンとジェファソン

出版社:彩流社
出版日:2010年12月27日頃
ISBN10:477911599X
ISBN13:9784779115998
販売価格:2,530円
建国期と現在が密接に関連するアメリカの歴史に流れる“原点”の諸相ーー政府の構成と権力、保証された人民の権利、国家の価値である理念と原理ーーをめぐる議論への新視点からのアプローチ。18世紀の “田舎者”たちの想像力と勇気のあり方に光を当てる。 訳者あとがき  (前略)  著者の提唱する、大西洋を中心において、ヨーロッパとの関わりにおいてアメリカ史を理解しようとする見方は、二〇〇三年に出版された本著にも顕著に表れている。原題は、トーマス・ペインの有名な言葉からとられた、To Begin the World Anewであり、副題を The Genius and Ambiguities of the American Foundersとしている。かつて五〇年代を中心に、アメリカ合衆国のユニークなあり方を一国史として研究する態度が当然のことのように存在していたが、その中心的人物は彼の師であったペリー・ミラーである。ベイリンは、その呪縛から自らを解き放ち、ヨーロッパ、ことに、イギリスおよびフランスとの関係のなかで、アメリカ論を展開する必要性を強く打ち出した。実際、アメリカ合衆国が本当にユニークであることを実証するにはヨーロッパとの比較において、どうユニークであるかが提示されなければ、その意義がみえてこない。言い換えれば、アメリカだけ見ていても、その意味がわからない、ということになる。ベイリンは本書の出版の二年後に Atlantic History: Concept and Contours を出版しているが、この刺激的な著書は二〇〇七年に和田光弘、森丈夫共訳で『アトランティック・ヒストリー』と題され、名古屋大学出版会から出版されている。ここでも、ヨーロッパとの比較と関係のなかでアメリカの独自性が浮き彫りにされており、従来の歴史観を根底から覆す論旨が展開されている。  ところで、最近の初期アメリカ史研究の目立った傾向として目を見張らせる事実がある。何故これほどまでに、初期の建国の父たちについての研究がたてつづけに出版されるのか、という現象であり、重要な大部の研究書が年を経ず出版されているのである。例えば、フランクリン研究だけをとってみても、ここ数年フランクリンに関する長老級の研究者による書物が立て続けに出版されている。エドマンド・モーガン、エドウィン・ガウスタッド、ゴードン・ウッドなどなど、あたかも、フランクリンについて何かを語らなければ、学問の集大成ができないかのように、これまで大きな業績を上げて来た研究者が晩年にフランクリン論に手をつけているのである。その原因のひとつにはこれまでそう容易に扱えなかった貴重な資料がデジタル化されて、きわめて簡単に調査研究ができるようになった点が挙げられよう。Early American Imprintsなどのように、なにもウースター市のアメリカ古文書館の図書館で一次資料の原本を閲覧するまでもなく、自宅のパソコンで簡便に貴重な資料を扱い検索も自由にでき、しかも今や活字にな…
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