アルカイダ壊滅作戦

２００１年９月１１日のニューヨーク同時多発テロは、全世界の人々を震撼させた。同年１０月７日未明、アメリカ合衆国はテロ実行犯と目される軍事組織アルカイダの壊滅を目指してアフガニスタン空爆に踏み切った。日本も後方支援と難民救済のために自衛隊を出動させる。テロリストの息の根を止めることはできるのか！？第一輸送航空隊の宗像伸夫一等空尉は、新聞記者の風野正彦とともに輸送ヘリＣＨ４７Ｊに乗って、日本人医師グループを救出するためアフガニスタン国内に潜入した。記者の風野は、行方不明になった先輩ジャーナリスト佐久間章を捜すために派遣されたのだった。万が一、敵の攻撃を受けた場合、いったいどう対処するればいいのか！？案の定、二人の行く手にはアルカイダの猛攻が立ちはだかる…。シミュレーション小説の巨匠、草薙圭一郎がその豊富な軍事知識と戦略的イマジネーションを駆使して活写するアルカイダ壊滅作戦の同時進行ノベル。