歌誌月光68号

歌人・福島泰樹主宰の「月光の会」が発行する短歌雑誌。今号の特集は、短歌時評や日本古代文学・近現代文学、民俗学等多彩な実績を持つ評論家・岡部隆志のロングインタビュー。その他、第一回月光新鋭集やエッセイを掲載。 月光外伝　一　福島泰樹 《短歌一》 月光庵日録　七　福島泰樹 「富美」の雨傘 Agnes Fuu’s umbrella　矢澤重徳 Sad Song Sad Sad Song　窪田政男 象られる　Ⅻ 　蜜のように　大和志保 家書家伝　竹下洋一 《特集　岡部隆志ーー胸底の思考》 月光インタビュー03 　現代短歌評論　胸底の思考ーー岡部隆志　聞き手：大和志保 静かなる叛旗ーー岡部隆志句集『犬が見ている』を読む　福島泰樹 帆柱と底荷ーー岡部隆志の批評を読む　大和志保 《短歌二　第一回月光新鋭集》 題詠百首より〜去年ことし　櫻井真理子 ロスト・ブレスト　来栖微笑 楽に寄す　小田那津子 天国旅行の朝　千田桃子 Kの肖像32 　宮野克行 バタイユ断唱　五十嵐博信 構成　近藤恭子 すきとおる　潮なぎさ 髪　黒羽濫 無常の春に　臼井敦子 《新連載》 無頼論（序章）1　三月、追憶の桜がふぶくとき　加藤英彦 《連載》 暁の星　七　五月の歌　重信房子 《短歌三》 花無言　高嶋和惠 黒のセーター似合っていたね　藤岡巧 花とビール　高橋凜凜子 魚・肴・酒菜　冨尾捷二 芝生に雨が、　武藤雅治 地図になき街の億年青い雪　川俣水雪 晶子抄　鹿野氷 白い花の咲くころ　佐久間章孔 《連載》 百四十字、老いらくの歌　二　福島泰樹 最終回　言霊探偵の事件簿　XXI　探偵小説の終わり方　佐久間章孔 神保町のんしゃら日記　2　晴山生菜 《短歌四》 縦深陣地　松野志保 本の象　晴山生菜 オルゴール　小河内仁美 日蓮の怒り　吉田和子 乙女の祈りへ　鎌田圭一 些末な日常　六　（肺を病みて）　岡本康 虎落笛　A Change Is Gonna Come 3 　渡邉浩史 現　中田實 《連載》 月光シネマテーク 38　あした花咲く庭で(3)　渡邊浩史 きょうの百葉箱　「王様も服を着た方がいい」と誰も言えないままに　潮なぎさ 天神亭日乗　4　来栖微笑 月光歌筵　窪田政男／綿田友恵 月光通信 編集後記