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出版社:合同出版
出版日:2016年06月10日頃
ISBN10:4772612742
ISBN13:9784772612746
販売価格:2,640円
現代日本の被災者はどのような権利を持っているのか!
日本は自然災害大国だが、防災大国ではないはずだ!
大震災から、足かけ5年、未だ18 万人以上の被災者が仮設住宅で暮らし、生業の回復も充分ではない。
避難所収容は先進国の災害対策ではない!
長引く避難所・仮設収容は、心身の健康を害し、震災関連
自殺者数も154人に上る。
惨事便乗型(=創造的復興)の現状と問題点・人間的復興
を現場で対置した論攷
はじめにー綱島不二雄(元山形大学教授/農業経営論)
第1章 大震災からの復興ー「創造的復興」と被災者の権利
ー綱島不二雄
第2章 なぜ、日本の災害対応は発展途上国レベルに止まっているのか
ー塩崎賢明(立命館大学教授/災害論)
第3章「 人間復興」と地域内経済循環の創出
ー岡田知弘(京都大学大学院教授/地域経済学)
第4章 復興予算は復興のために使われているのか?
ー宮入興一(愛知大学名誉教授/財政学)
第5章 自治体の災害対策が機能不全に陥るメカニズム
ー川瀬憲子(静岡大学教授/地方財政学)
第6章 被災自治体の対応の実態と課題
ー平岡和久(立命館大学教授/財政論)
第7章 大災害の際、人を救う金融・被害を増幅する金融
ー鳥畑与一(静岡大学教授/金融論)
第8章 大津波と海洋資源、漁業、放射能汚染の状況と課題
ー片山知史(東北大学教授/水産資源生態学)
第9章 復活する農漁村・停滞する地域●その理念と施策の相違
ー綱島不二雄
第10章 いま、被害者は何求めているのか
ー室崎益輝(関西学院大学教授/防災論)
まとめにかえてー岡田知弘
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