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出版社:古今書院
出版日:2021年10月22日頃
ISBN10:4772253416
ISBN13:9784772253413
販売価格:2,860円
2022年度からの高校の新たな必履修科目「地理総合」で柱のひとつとされるGIS。初版から4年,新科目を取り巻く環境も,授業で使えるGISツールも大きく変わりました。第?部では教科書で大きく取り上げられている「地理院地図」を使うコツや,「今昔マップ」などPCやスマホですぐに見られてすぐに使えるWebGISを紹介。国土地理院の「重ねるハザードマップ」は防災学習に最適です。第?部では身近な地域の調査やさまざまなテーマについて,地理空間情報の活用法やフリーGISソフト(MANDARA,QGISなど)を使った教材作成の手順を解説。すぐにできるものから,ちょっと手間がかかるものまで。あなたもチャレンジしてみませんか。
【第1部 WebGISの利用】
1.地理院地図で知る日本
(住所・経緯度・標高を知る,地図に表示する情報を選ぶ,距離を計測し情報を記入する,自分で地図をデザインできる地理院地図Vector)
2.授業で役立つWeb地図サービス
(1地図の閲覧:国別国境線比較,新旧地形図比較,人口増加率・人口密度マップ,2データの地図化:ジオコーディングと地図化,等高線・地形断面図メーカー,MANDARA JS,3データのグラフ化:人口ピラミッド,雨温図)
3.電子国土基本図による地形の読図
(日本のさまざまな地形,地形断面図の作成,地形と災害との関係,電子国土基本図の裏側を覗く)
4.手軽に授業で使えるGISカード
(GISカードとは,GISカードを活用した防災授業の進め方,授業の実践)
5.世界が抱える課題
(人口問題,エネルギー問題,食料問題,都市問題,環境問題)
6.時空間情報システムを用いた地理学習
(システムの概要,江戸・現代名所の再現,統計地図,ソーシャルメディアマップ,江戸浮世絵マップ)
【第2部 地理空間情報の活用】
7.身近な地域の学習におけるGISの利用
(Google Earthによる緯度経度の表示,総務省統計局による統計GIS,MANDARAによる地域区分図の作成,身近な地域での調査方法)
8.基盤地図情報を利用した白地図の作成
(オリジナルマップのための白地図,基盤地図情報のダウンロード,白地図の作成)
9.地域統計データの可視化
(MANDARAを利用した都道府県別統計地図の作成,国勢調査小地域統計の地図作成,RESASのデータを用いた統計地図作成)
10.メッシュデータを用いた将来予測人口の推移分析
(国土数値情報から人口推計データを取得する,,QGISを使った地図作成)
11.集落データを利用した農村地域の実態把握
(国勢調査小地域集計の地図化,農林業センサスデータの地図化)
12.旧版地形図を利用した土地利用変化の把握
(旧版地形図の入手とスキャン,QGISでの地理院タイルの読み込み,ジオリファレンスと重ね合わせ,地域の変化の観察)
13.野生動物の目撃データを利用した動物の行動圏と環境特性の把握
(ポイントデータの作成,植生図との重ね合わせ,野生生物の出没場所の特徴をみる)
14.国土数値情報を利用したハザードマップの作成
(国土数値情報のダウンロード,QGISのインストールと地図化,KMLファイル作成,地理院地図によるハザードマップの作成)
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