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出版社:晃洋書房
出版日:2022年09月28日頃
ISBN10:4771036659
ISBN13:9784771036659
販売価格:3,850円
大戦中の国土解放に続く40年間、我が国は精神医学の革命を経験した。歴史上はじめて、精神科の患者全てを人間存在と見做し、そして「デザリエニスト(脱疎外主義)」と呼ばれる新しい精神医学を発明したのだ。
ピエール・ドゥリオンの職業人生は、彼が主要な登場人物の一人であるこの革命と重なる。彼の物語はその創造的な時代に私たちを導き、人間の精神医学が、生物学、神経科学、そして人文科学の十字路に位置づけられる科学分野である精神医学の主要部分をなすことを、歴史の内側から、明確に見させてくれる。
第1部 精神医学のレッスン
第1章 バジルと仲間たち(La bande à Basile)
第2章 澄んだ泉のほとりで
第3章 ムーア式カフェ
第4章 不確実性をプログラムする
第5章 日常生活という宝物
第6章 燕の飛翔
第7章 諸々の疎外
第2部 子どもと手を取り合って
第8章 児童精神科医
第9章 精神科医と教授
第10章 困難な子ども時代
第11章 危機にさらされたある専門分野
第12章 自 閉 症
第3部 「羊を描いて」
第13章 拘束着を着せられた狂気
第14章 かつてないほど必要とされているセクター
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