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出版社:晃洋書房
出版日:2020年03月11日頃
ISBN10:4771033390
ISBN13:9784771033399
販売価格:1,320円
「障老病異」(障害、老い、病い、異なり)にある人びとの生きる過程に着目し、これからのあるべき社会を構想し実現を目指す「生存学」。従来の学術研究分野にとらわれない〈学際、複合、新領域〉で、「生」や「生存」をめぐる知に挑む人びとがつづる38篇の小論集。
は じ め に
第1部 生存をめぐる知/現代史
1 精神障害者のグローバルな草の根運動の研究 伊東香純
2 対峙 70年代の運動とドキュメンタリー 岡本晃明
3 難病患者運動のこれから 葛城貞三
4 日本の介護保障のあゆみをとらえなおす 佐草智久
5 学校における吃音の歴史 橋本雄太
6 過去・現在・未来のためのアーカイブ 櫻井悟史
7 大量死を意味づける 高 誠晩
8 「植民」の思想と境界地域としての北海道近現代から見る地平 番匠健一
9 社会構想/実践としての発明と模倣 中倉智徳
10 この時代に産業社会を考えるということ 安田智博
11 核をどのように捉えるか 中尾麻伊香
12 自動車の未来を考える 仲尾謙二
13 故郷喪失者たち 寺前晏治
第2部 生存のエスノグラフィー/技術
14 スラムの観光化に対する住民のふるまい 八木達祐
15 開発協力における「スポーツ」実践過程 荒木健哉
16 Boston USAでの国際交流 西田美紀
17 日米のコミュニケーション教育をとりまく共通の課題を観取する 野島晃子
18 華人研究のパラダイムを再考すること アルベルトゥス=トーマス・モリ
19 韓国ソウルの「日本出身者」の生活する空間 今里 基
20 韓国におけるデジタルゲームの教育的活用 シン・ジュヒョン
21 音楽美学を研究する悦び 田邉健太郎
22 ブレインーマシン・インタフェースによる意思伝達装置の開発研究 川口有美子
23 生体肝移植ドナーの心の軌跡と関係性の変容 一宮茂子
24 人工死産を生存学から考える 山本由美子
25 死を想うことと生への跳躍 大貫菜穂
第3部 生存をめぐる制度/倫理
26 理解すること/されることを考える 高木美歩
27 視覚障がい者の体験から「美術鑑賞」を考える 鹿島萌子
28 台湾における知的障害者への「わかる情報」の模索と実践 高 雅郁
29 障害学国際セミナー2016 長瀬 修
30 人工呼吸器を装着した私の挑戦 増田英明
31 遊べない子どもはいない 八木慎一
32 生活保護の「適正化」とはいかなるものであったのか 中村亮太
33 生活保護費は日本社会の「地下水」 三輪佳子
34 ソーシャルワークの専門性とは何か? 樋澤吉彦
35 対人援助場面のコミュニティ通訳現場 飯田奈美子
36 接客サービスという労働 田中慶子
37 福祉・健康・子育ての社会的決定要因についての問い 村上慎司
38 ケア分配の倫理学 佐藤 靜
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