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出版社:晃洋書房
出版日:2019年11月25日頃
ISBN10:4771032769
ISBN13:9784771032767
販売価格:3,080円
持続可能な開発を進めようとする「国際社会」とは、どういうものなのだろうか? この抽象的な問いかけに対して、本書は「アイデンティティ」「地球文化」「国際協力」の3つの視点から具体的に事例を用いて答えようとする。「人類益」の実現に向けて、「国家中心」でなく「人間中心」の新しいグローバル社会を提起する。
序 章 日本での国際関係論
第1部 アイデンティティの国際政治学
第1章 歴史発展とわれわれの課題ーー変革とアイデンティティの確立ーー
第2章 誰が政策過程に参加するのか?--フィリピン政治の変化の可能性ーー
第3章 民族/宗教アイデンティティが紛争を引き起こすのか? --アフリカの紛争を読み解くーー
第4章 シンガポールというアイデンティティ
第5章 ブータンの国民総幸福(GNH)は、オルタナティブな開発政策として「宣言」されたのか?
第2部 地球文化のゆくえ
第6章 地球文化のゆくえ
第7章 戦争のない世界は実現可能か?
第8章 国際的な格差はなくせるか?
第9章 日本はソフトパワー大国たり得ているか?
第10章 北欧というアイデンティティ──北欧の世界史的意義とは何か?──
第11章 国境を越えた「社会」を人びとは作れるのか?
第3部 「人類益」へ向けた国際協力の現場ーー非国家的行為主体のトランスナショナルな活動ーー
第12章 国際社会学へのプロレゴメナーー福祉「国際社会」の構築をめざしてーー
第13章 地球規模問題を解決するためには?
第14章 子ども兵士のいない世界を創るーー子どもが武力紛争に関与させられないためには?--
第15章 援助は本当に役立っているか?--途上国で進むガバナンス改革の光と影,そして日本にできることーー
第16章 国連は平和の実現にいかに貢献できるか?--国内紛争に対する国連の役割の考察を通じてーー
第17章 国際公務員とは何か?--パレスチナでの滞在を通してーー
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