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出版社:慶應義塾大学出版会
出版日:2015年08月22日頃
ISBN10:476642252X
ISBN13:9784766422528
販売価格:8,250円
▼色素細胞の基礎研究から臨床までを網羅。
色素細胞の基礎研究から臨床までを、豊富な文献とともにわかりやすく解説。初版の内容を踏襲しつつも、最先端の研究成果を大幅に追加した改訂版。
基礎領域では「メラノサイト幹細胞」・「メラノソームの形成とケラチノサイトへの輸送」、皮膚科学領域では「メラノサイトの機能制御と美白」・「尋常性白斑の診断と治療」が新しい。
第1章 脊椎動物における色素細胞の発生 -神経堤からメラノサイトが出現するメカニズムー
(國貞隆弘・吉田尚弘・青木仁美・本橋 力)
第2章 メラノサイトの発生過程(川上民裕)
第3章 色素幹細胞(西村栄美)
第4章 メラノサイトの増殖・分化に働く外的要因(廣部知久)
第5章 メラノソームの形成とケラチノサイトへの輸送(石田森衛・大林典彦・福田光則)
第6章 メラニン生合成を規定する鍵酵素チロシナーゼと関連タンパク質(塚本克彦・伊藤祥輔)
第7章 ネズミの毛色発現に関与する遺伝子(庫本高志・山本博章)
第8章 色素細胞の分化を制御する転写因子MITF -多様な構造と機能ー(武田和久・大場浩史・柴原茂樹)
第9章 色素形成にかかわる細胞外シグナルおよび細胞内シグナル経路(芋川玄爾・肥田時征・山下利春)
第10章 色素型転換の分子機構 -体表の模様はどのようにつくられるかー(小野裕剛)
第11章 メラニンの構造とその機能(若松一雅・伊藤祥輔)
第12章 変温脊椎動物の色素細胞 -多様な体色と体色変化の仕組みー(杉本雅純)
第13章 魚類における色素形成の遺伝的背景とその意義(深町昌司)
第14章 昆虫の色素合成と紋様形成(二橋美瑞子・二橋 亮)
第15章 色素異常症の動物モデルとしての鳥類色素変種(秋山豊子)
第16章 遺伝子異常から解明される先天性異常症(大磯直毅・鈴木民夫・深井和吉)
第17章 皮膚以外に存在するメラノサイトの機能(矢嶋伊知朗・大神信孝・山本博章・加藤昌志)
第18章 紫外線からの生体防御と色素細胞の存在意義(市橋正光・安藤秀哉)
第19章 メラノサイトの機能制御と美白(船坂陽子・錦織千佳子)
第20章 尋常性白斑の診断と治療(片山一朗・種村 篤)
第21章 メラノサイトの増殖性病変としての色素細胞母斑とメラノーマ(高田 実・岡 昌宏・中川秀己)
付 録 マウスとヒトの毛色、皮膚色、網膜色素上皮の色素形成にかかわる遺伝子座(庫本高志・山本博章)
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