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出版社:慶應義塾大学出版会
出版日:2011年03月17日頃
ISBN10:4766418085
ISBN13:9784766418088
販売価格:3,850円
はじめて出会う「個」の哲学。
▼判然としないその姿ゆえに、哲学史の表舞台に立つことがなかった「個」。
アリストテレスからアウグスティヌス、トマス・アクィナス、エックハルト、スコトゥス、ライプニッツ、レシニェフスキまで。
それぞれの思想に8人の専門家が光をあて、「個」の歴史を浮かび上がらせる。
▼巻末にはライプニッツの個体理論である「モナドロジー」の注釈付き全訳を掲載。
序
論文紹介
1 アリストテレスにおける個の認識(金子善彦)
2 アウグスティヌスにおける個体の可変性についての理解
--無形質量の解釈を中心に(佐藤真基子)
3 個の概念に関するトマス説(水田英実)
4 ドゥンス・スコトゥスにおける個の問題(小川量子)
5 エックハルトにおける「個」の概念
--「神の摂理」との関連に鑑みて(高橋淳友)
6 個体と世界
--ライプニッツから(橋本由美子)
7 ライプニッツにとって個とは何であるか
--モナドロジーを中心に(田子山和歌子)
8 論理的存在論について(藁谷敏晴)
9 三段論法における単称命題の特殊性に関するライプニッツの要請について(藁谷敏晴)
付録 全訳モナドロジー(田子山和歌子 訳・注)
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