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出版社:慶應義塾大学出版会
出版日:2009年02月02日頃
ISBN10:4766415590
ISBN13:9784766415599
販売価格:3,850円
▼EUでは、政策はどのように形成されるのか?
▼貿易・環境・安全保障など各分野の政策形成における課題と今後の展望を探り、EUガヴァナンス(統治)が内外に及ぼす影響を分析した一冊。
▼EU関連書では、これまで統合の過程・機構の分析、加盟国内外の政治的考察等が中心であったが、本書は、今日的に注目される分野別の具体的な政策過程(ロビー活動含む)に焦点を当てているという点で、広い読者に参考となる一冊である。
はじめに 庄司克宏
<b>第1部 EUガヴァナンスの課題</b>
第1章 EUにおける市民社会概念とガヴァナンスの交差
--市民社会対話は何をもたらしたかーー 明田ゆかり
第2章 EUの多言語主義と言語教育政策 譲原瑞枝
<b>第2部 EUの通商政策とガヴァナンス</b>
第3章 WTO法とEC法の比較検討
--比例性原則の与える示唆ーー 関根豪政
第4章 「超国家」と「政府間」の共存
--EUの共通通商政策の現状と課題ーー 舒旻
<b>第3部 EUの環境政策とガヴァナンス</b>
第5章 EUの環境統合
--開発協力政策への配慮を事例としてーー 和達容子
第6章 日本企業およびEUの関係の深化
--環境リサイクル指令ロビイングを事例としてーー 藤井敏彦
<b>第4部 EUの安全保障政策とガヴァナンス</b>
第7章 EU共通安全保障・防衛政策(CSDP)の現状と課題
--2馬力のEUへーー 小林正英
第8章 いわゆる「欧州連合(EU)部隊」への国際人道法の適用性
--現在および将来における法的課題ーー 新井穣(訳:望月康恵)
第9章 コソヴォ独立と国連・EU
--介入による国家創設?-- 山田哲也
<b>第4部 EUガヴァナンスの対外的可能性</b>
第10章 アジアのリージョナリズムの軌跡と今後
--欧州統合からの示唆ーー 福島安紀子
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