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出版社:慶應義塾大学出版会
出版日:2007年06月02日頃
ISBN10:4766413903
ISBN13:9784766413908
販売価格:5,280円
学知が拓く想像力の世界。
▼近代の知は、人間の心性にどのような変容をもたらしたか? 「学知と想像力との距離」、「学知が生み出す想像力」という困難かつ魅力的な主題に、日本・ドイツ・フランス文学を専攻する研究者たちが総力をあげて取り組んだ、画期的な論文集。
序
現実と分身のファンタスマゴリアーークレマン・ロセの分身論をめぐって 築山和也
サン=テグジュペリと道具・身体・心ーー『人間の土地』から『星の王子さま』へ 片木智年
ファンタスマゴリアの一水脈ーー佐藤春夫と江戸川乱歩 吉田司雄
ユング心理学とメルジーネ表象 清水 恵
マルセル・プルーストとガストン・バシュラールーー文学と科学についての考察 牛場暁夫
Head/Heartの俯瞰図ーー鴎外と漱石の接点を視座に 松村友視
バイロイト祝祭劇場に見るリヒャルト・ヴァーグナーの芸術と幻想 會田素子
「霊」から「無意識」へーー明治期の言説編成をめぐる覚書 一柳廣孝
まなざしの切断ーー「自然科学」の変容を巡る歴史 森本康裕
フランス啓蒙期における出版文化とポルノグラフィの想像力 真部清孝
塔と迷宮 和泉雅人
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