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出版社:慶應義塾大学出版会
出版日:2002年04月02日頃
ISBN10:4766408993
ISBN13:9784766408997
販売価格:3,960円
ラテンアメリカ諸国におけるさまざまなエスニック・グループの中から、特に日系社会を選び出し、日系社会がラテンアメリカのそれぞれの国家が抱える個別の歴史・社会展開の中でどのような位置を築き、どのようにして変容していったのかを個別の事例に基づいて議論することを目的とした研究書。
慶應義塾大学地域研究センター・共同プロジェクト(1998年4月〜2000年3月)の成果をまとめたもの。
序 プロジェクトの概要と目的
第一章 一九二〇年代ブラジル知識人のアジア人種観
-日本人観を中心にー 前山隆
第二章 日本人移民の「ナショナリズム」形成
-二等水平小島吉次郎墓標の再建をめぐってー 柳田利夫
第三章 ボリビアとパラグアイにおける日本移民とメノナイト
-“拒否された”外国人集団の受入れと定住の経緯を通して
みた多民族社会の姿ー 国本伊代
第四章 メキシコ日系移民家族における結婚の世代変化 三澤健宏
第五章 ブラジルにおける沖縄系シャーマン《ユタ》の成巫過程と
その呪術宗教世界
-特にエスニシティとの関連においてー 森幸一
第六章 ナショナリズムとエスニシティ・グローバリゼーションと
エスニシティ
-バストス日系人のエスニック・アイデンティティの形成と変化
三田千代子
第七章 アルゼンチンにおける「日本人」の諸相について
-日本への「出稼ぎ」移住と移民の子孫のアイデンティティ志向
の変遷を中心ー
比嘉マルセーロ
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