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出版社:協同医書出版社
出版日:2011年06月
ISBN10:4763910639
ISBN13:9784763910639
販売価格:4,180円
音楽の無限…
脳の深み…
『脳を学ぶ〜“ひと”がわかる生物学』『脳を学ぶ2〜写真家、古谷千佳子さんとの対話』の著者が、奏法、楽器操作、音楽のイメージといったテーマを切り口に音楽家たち「ブーケ・デ・トン」と対話を行い、それを通して浮き彫りにされてきた脳機能の最新の理解をレビューした「脳のレクチュア」シリーズの第3弾。
さらに、バロックから日本の音楽まで、幅広いレパートリーをもつ彼女たちの演奏をCD付録としてつけました。
第1部 音楽との出会い,楽器との出会い,アンサンブルとの出会い
[第1部のまえがき〜本書のまえがきにもかえて]
齊藤佐智江さん フルート奏者
猿渡紀子さん ピアノ奏者 チェンバロ奏者
飯島多恵さん ヴァイオリン奏者
アンサンブル〜結び合わせる力
第2部 アンサンブル〜同じ時間と空間を生きる
〜「音楽」経験を生み出す脳の階層的進化の仕組み
1 脳のビッグバンとしてのリズムの発生
2 空間はリズムによって統治される〜時間と空間の結びつけ
3 時間・空間の組織化の神経ネットワーク〜大脳基底核ネットワークの生物学的構造
4 時間・空間ネットワークによる意味作用(その1)〜概念の生成
5 時間・空間ネットワークによる意味作用(その2)〜言語ネットワークの結合
6 意味世界のイメージ化〜「美」を意識するためのネットワーク
7 音楽家の脳(その1)〜メタ道具としての楽器と記譜法の発明
8 音楽家の脳(その2)〜音楽はマルチモダールな脳機能により成り立つ
9 音楽家の脳(その3)〜「楽想(イメージ)」という可塑的なツール
10 音楽家の脳(その4)〜感情作用の様式化
11 音楽家の脳(その5)〜「アンサンブル」という共感の仕組み
12 音楽の喪失〜音楽に関わる脳の病理
13 音楽による再生(その1)〜運動障害に対する音楽療法の神経科学的根拠
14 音楽による再生(その2)〜記憶・情緒障害に対する音楽療法の神経科学的根拠
15 音楽と人の脳の未来
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