学校ガバナンス改革と危機に立つ「教職の専門性」

近年の日本の教育改革論議と学校ガバナンス改革において教職の専門性が 相対的に劣位に置かれていることの問題性に着目し、 教職の専門性が置かれている危機的状況の内実を解明し、 これを再構築するための社会的装置のあり方を理論的・実証的に追究する。 【執筆者】 浜田博文、山下晃一、朝倉雅史、安藤知子、?谷哲也、加藤崇英、大野裕己、?野貴大、照屋翔大 　序　章　本書の目的と問題の所在 第1部　ガバナンス改革の中の学校と教職 　第1章　ガバナンス改革の中の学校 　第2章　学校ガバナンス改革の中の教職の「劣位化」 第2部　学校ガバナンス改革の事例における「教職の専門性」 　第1章　大阪府における公立高校入試制度改革ー調査書をめぐって 　第2章 「官民一体型学校」における教職の専門性 　第3章 「コミュニティ・スクール」の事例における教職の専門性 　第4章　事例の考察 第3部　危機に立つ「教職の専門性」 　第1章　教職の専門性に関する教員の認識 　第2章　学校ガバナンス改革下の「教職の専門性」-その危機と課題 第4部　「教職の専門性」の再構築へ 　第1章　アメリカの「教職の専門性」における社会正義 　第2章　アメリカにおける「優秀教員」資格認定の取り組み 　終　章　「教職の専門性」の正統化装置の在り方