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出版社:学文社
出版日:2009年10月01日頃
ISBN10:4762016535
ISBN13:9784762016530
販売価格:2,420円
西洋教育史編は、西洋において16世紀以降21世紀にいたる600年間の教育史を、人類が自由・尊厳を獲得してゆく過程のなかに位置づけ、現代にいたるまでの流れを取り上げる。
日本教育史編は、江戸時代から戦後の1960年代までの社会状況と教育の関連性、特に教育政策、教育機関、教育思想など諸要素との具体的な営みの諸相と、教育における課題を明らかにしている。
各時代とテーマに即し、概括的かつ簡潔に記述した。
<執筆者>三輪定宣、奥平康照、古沢常雄、北詰裕子、小松佳代子、宮本健市郎、越水雄二、大崎功雄、阿部真美子、椨瑞希子、尾上雅信、小峰総一郎、所伸一、増井三夫、塚本智宏、福田誠治、米田俊彦
序
西洋教育史編
第1章 ヨーロッパ近代社会の2つの教育問題ー生活からの開放と社会成員の形成という問題
1 教育が生活から開放され、遊離していくという問題 / 2 全体社会成員化(公民形成)と狭い中間集団からの解き放ち
第2章 宗教改革期の教育思想
1 宗教改革と義務教育思想の発生ールターの教育思想 / 2 北方ルネサンスの旧教育批判ーエラスムスからラブレーへ / 3 コメニウスの教育思想
第3章 市民革命期の教育思想
1 イギリス市民革命期(ピューリタン革命?名誉革命)の教育思想ーレベラーズからロックへ / 2 アメリカ革命期の教育思想ー独立期から奴隷解放まで / 3 フランス啓蒙期から革命期にいたる教育思想の発展
第4章 産業革命期の教育思想ー働く人々と教育
1 産業革命期の教育思想 / 2 幼児・子どもへの関心の高まり=幼児教育史
第5章 新教育思想・運動・実践ー国民教育制度に抗して
1 イギリスー階層ではなく、能力に応じた教育を / 2 フランスー私立学校の挑戦 / 3 ドイツの新教育ー授業の改革から学校のあり方の変革へ / 4 アメリカの進歩主義教育 / 5 ロシアの新教育
第6章 現代の教育課題
1 ファシズムと教育 / 2 植民地教育の問題と課題ー民族解放運動を担う教育 / 3 子どもの権利条約とコルチャックの子どもの権利思想 / 4 北欧の教育
日本教育史編
第7章 前近代から近代へー1890年頃までの教育
1 前近代(江戸時代)の教育 / 2 近代教育の移入と開始
第8章 近代教育制度の整備・確立ー1880年代後半〜1990年代
1 時代状況と教育をめぐる基本的動向 / 2 各学校の制度と教育 / 3 教員の養成・資格と教員をめぐる諸状況
第9章 近代教育の展開ー1991〜20年代
1 時代状況と教育をめぐる基本的動向 / 2 各学校の制度と教育 / 3 教員の養成・資格と教員をめぐる諸状況
第10章 戦時体制化のなかでの教育ー1930〜40年代前半
1 時代状況と教育をめぐる基本的動向 / 2 各学校の制度と教育 / 3 教員の養成・資格と教員をめぐる諸状況
第11章 戦後の教育ー1940年代後半〜
1 戦後教育改革 / 2 1950年代の教育ー政治と教育 / 3 1960年代の教育ー経済と教育
おわりに(西洋教育史編/日本教育史編)
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