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出版社:学文社 (GAKUBUNSHA)
出版日:2006年09月30日頃
ISBN10:4762016012
ISBN13:9784762016011
販売価格:2,530円
広範かつ多様なアジア諸国における現代の公教育計画を綿密に調査。
上巻第?部「教育計画基礎理論編」では、教育計画の思想史を概観し、方向性として、
グローバル化するマレーシア・シンガポールなどのアジア諸国における高等教育の国際化と、
日本の国際協力の可能性を展望する。
第?部「ケース・スタディ編」からは、知識社会に向かうインドの教育計画、
ネパールとブータンの近代教育制度開発における教育改革、
独立後の社会編成が進むバングラデシュの教育拡充施策、
各地域における教育と経済発展などをテーマに具体的に検証していく。
不安定な国際情勢のなか、各国の公教育に関する最先端の研究成果を取り込んだ意欲作。
教育学初学者のためのブック・ガイド付。
ー下巻・対象国ー
アフガニスタン・トルコ・イエメン・ヨルダン・イラン・ウズベキスタン
・サウジアラビア・レバノン・マレーシア・シンガポール・インドネシア
・タイ・フィリピン・ラオス・カンボジア・ベトナム・ミャンマー・中国
(基礎/高等教育)・台湾・韓国・日本 ほか
第1部 基礎理論編
第1章 教育計画の思想と展開
1 はじめに
2 教育計画の背景ー準公共財としての教育ー
3 アダム・スミスとフィロソフィカル・ラディカルズ
4 思弁的・観念的教育計画の潮流ーマンハイムとポパーの議論を手がかりにー
5 計量的,政策科学的教育計画へ向かって
6 トルーマン大統領演説のポイント・フオーと冷戦ーカリキュラムの現代化ヘー
7 1960年代の教育経済学・社会学的な教育計画の方法論
8 1960年代の教育計画への諸批判
9 1960年代の教育計画に見られる合理性・科学性とは?
10 1970年代の教育計画の手法
11 1980年代以降の世界的な教育開発の動向
12 まとめ:社会的需要と個人的ニーズ
第2章 アジアの高等教育の国際化と日本の協力の可能性
1 はじめに
2 東アジアの高等教育と国際競争
3 ネパールの国家計画および教育計画の歴史的展開
4 EFAとネパールの教育計画,教育プロジェクト/プログラム
5 ネパールの教育計画の課題
第6章 ブータンの近代教育制度の開発にみる教育計画の変遷:教育の国産化へ向けて
1 はじめに
2 ブータンの教育制度
3 教育省の組織と教育計画作成機関
4 教育計画を知るための主な資料
5 第9次5ヵ年計画にみられる重点領域とその背景
6 おわりに
第7章 バングラデシュの教育計画
1 はじめに
2 90年代の教育拡充政策による量的拡大
3 バングラデシュ独立後の教育政策(1971年〜現在)
4 国民における初等教育制度受容
5 バングラデシュにおける教育の質とは
6 まとめ
補 章 アジアの教育と経済発展
1 はじめに
2 東・東南アジアの教育と経済発展
3 南アジアの教育と経済発展
4 中央アジアの教育と経済発展
5 西アジアの経済発展
6 おわりに
索 引
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