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出版社:学芸出版社
出版日:2013年10月01日頃
ISBN10:4761525584
ISBN13:9784761525583
販売価格:2,640円
1988年彫刻家イサム・ノグチが完成を見ずに逝き、続行も危ぶまれたモエレ沼公園計画は17年後に完成した。ゴミの埋立地が「大地の彫刻」に変貌した軌跡を設計統括を担当した建築家とランドスケープデザイナーが明かす。残された僅かな図面を頼りにそのコンセプトは如何に読み解かれ実現されたのか?初めて明らかになるその舞台裏。
まえがき
Chapter1 中止か続行か?──最初の決断
イサムの構想──公園を一つの彫刻に
1988年──計画を白紙から
もう一つのストーリー──イサムと斉藤浩二の出会い
イサム逝く──動き続けるモエレ沼計画
Chapter2 イサムのコンセプトを読む
子どものための空間とは?──七つの遊具広場
大地への眼差し──理解するための努力
イサムの模型と食い違う現実
Chapter3 設計チームの働き
2000分の1と1分の2──イサムのスケール感
フリーハンドで描かれた〈モエレビーチ〉
契約書の存在
異例の協定書
Chapter4 水辺を創る、山を築く
つくらなかったもの
水辺を創る
山を築く──50メートルの人工山〈モエレ山〉
北海道らしく、イサムらしい植栽
第一次オープン
Chapter5 建築とモニュメント
北国の魅力を見せる〈ガラスのピラミッド〉
最後に完成したモニュメント〈海の噴水〉
だいじな脇役たち
Chapter6 公園をつくり続ける
グランドオープン
変わること、変えてはいけないこと
〈オンファロス〉の不思議な縁
あとがき
モエレ沼公園建設プロジェクト 年表
参考文献
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