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出版社:金子書房
出版日:2018年04月12日頃
ISBN10:476089392X
ISBN13:9784760893928
販売価格:2,530円
アフォーダンスの理論が生み出された思想的背景とその未来を、運動科学、哲学、進化論などの多角的な視点から探る。
序
プロローグ
1部 ギブソンーー知覚システム論を読む
はじめに 佐々木正人
1 ふるまいが向かう先にあるもの 野中哲士
行為のありか
有機的組織としての行為
「際」で起こること
情報のありか
2 心身能のエコロジカル・スタディーズ、ここに始まる 染谷昌義
感覚にもとづく知覚論からの脱出
知覚による実在認識の問題とさまざまな実在論
刺激情報というアイデア
ギブソン六六年のセールスポイント
3 「みずから動くもの」の科学へーーダーウィンとギブソンの「ジャンプ」 細田直哉
ダーウィンの「ジャンプ」--「みずから動くもの」の変化を捉える科学へ
ギブソンの「ジャンプ」--生涯をかけた「三段跳び」
「ホップ」--実験室の外へ
「ステップ」--人間の外へ
「ジャンプ」--包囲する光の中へ
2部 [座談会]ギブソン六六を読む
1 行為システムとその環境
ベルンシュタインの行為研究
リハビリテーションへの示唆
ベルンシュタインとギブソンの異同、遂行的活動と探索的活動
行為システム
学習、「できること」の意味
[コラム]赤ちゃんは「地平線」に向かって手を伸ばす
知覚経験の転換点としての発達
2 ギブソンが生きた時代の哲学
実在論のおけいこ
メルロ=ポンティと『行動の構造』の特異性
アリストテレスと心身問題
3 自在さ、「あらゆるところに同時にいる」
五〇年から六六年へのジャンプ
六六年から七九年へのジャンプ
3部 [座談会]身体論の温故知新ーー身体媒質論とプシュケーの学
1 身体媒質論
細胞のテンセグリティ
触知覚の媒質
ハプティックフロー
2 アリストテレス心理学の重み
周囲を優先する魂の探究方法
媒質にこだわるアリストテレス
味覚と触覚の媒質
媒質の意義
実在論の根拠ーーギブソンの『生態学的知覚システム』解題 染谷昌義
『知覚システム』の大胆さ
知覚経験のアポリアーー知覚経験はどうしたらリアルと接触できるのか
復元カラクリパラダイムから探索・発見パラダイムへ
『知覚システム』の三つの革命
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