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出版社:開拓社
出版日:2021年11月22日頃
ISBN10:4758913595
ISBN13:9784758913591
販売価格:2,970円
本巻は、 統語論、音声学・音韻論、形態論、意味論・語用論の各分野におけるインターフェイスをテーマとする4巻シリーズの第4巻である。意味論・語用論と文法化、言語類型論、歴史言語学、「視点(捉え方)」、子どもの言語発達、選択体系機能言語学、コーパス言語学とのインターフェイス(各研究分野間の相互作用)を、その歴史的背景から最新の成果まで扱いながら、分かりやすく紹介することを目的とした研究書兼概説書である。
第1章 意味論・語用論と文法化のインターフェイス
大橋 浩
1. 文法化とインターフェイス
2. 文法化の特徴
3. 使用基盤と文法化
4. 文法化の事例とIF
5. おわりに
第2章 意味論・語用論と言語類型論のインターフェイス
朱 冰・堀江 薫
1. はじめに
2. 意味類型論
3. 意味変化と言語類型論
4. 語用論と言語類型論
5. おわりに
第3章 意味論・語用論と歴史言語学のインターフェイス
米倉よう子
1. はじめに
2. 言語変化研究における通時的言語データの活用
3. 言語変化の方向性
4. 通時的構文文法
5. 複雑系としての言語体系の形成
6. おわりに
第4章 意味論・語用論と「視点」のインターフェイス
町田 章
1. はじめに
2. 捉え方
3. 視点構図
4. 間主観性
5. まとめ
第5章 意味論・語用論と子どもの言語発達のインターフェイス
深田 智
1. はじめに
2. 1歳半ごろまでの言語獲得とその基盤
3. 一語文から各言語に特有の表現パターンの獲得へ:3歳頃までの言語獲得
4. 運動能力の発達と言語獲得
5. 友だちとのかかわり
6. おわりに
第6章 意味論・語用論と選択体系機能言語学のインターフェイス
佐々木 真
1. はじめに
2. 選択体系機能言語学(SFL)の概略
3. まとめ
第7章 意味論・語用論とコーパスのインターフェイス
ートピックモデルを語彙意味論に応用するー
木山直毅
1. はじめに
2. 百科事典的意味論
3. 内省に基づく意味研究とコーパスに基づく意味研究
4. 本章で使用するコーパス
5. コーパスを用いた伝統的なコロケーション統計
6. Biterm topic model
7. まとめと教訓
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