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出版社:羊土社
出版日:2019年09月24日頃
ISBN10:4758122415
ISBN13:9784758122412
販売価格:7,480円
多様な構造や物性があり,分野外の研究者には難しく思われがちな脂質実験.誤った解釈を避け正しくデータを導くため,分子の構造・物性から必要な実験上のポイントを丁寧に解説.ラボ必携の実験書
第I部 基礎知識編
はじめにー脂質の理解と解析に向けて
1.脂質研究の魅力とリスク
2.解析を前提とした脂質の捉え方
3.脂質の物性
生体における脂質の構造と機能
4.脂肪酸
5.グリセロ脂質
6.ステロール
7.生理活性脂質(脂質メディエーター)
8.膜で働く生理活性脂質〜イノシトールリン脂質,ジアシルグリセロール
9.グリセロリン脂質
10.スフィンゴリン脂質
11.スフィンゴ糖脂質
12.血漿リポタンパク質(脂質タンパク質複合粒子)
第II部 解析編
脂質の基本的な取扱い
1.脂質解析に必要な器具と保存方法
サンプルごとの取扱い・処理の違い
2.血漿・血清
3.細胞
4.臓器・組織
5.体腔液・髄液
6.尿
7.糞便サンプル〜腸内細菌由来の脂溶性代謝物を捉えるためのサンプル調製法
脂質の抽出と分画
8.脂質の抽出〜Folch法,Bligh-Dyer法,MTBE法,BUME法の特徴とプロトコール
9.脂質の分画
脂質を解析する技術
10.血漿脂質とリポタンパク質の測定・解析
11.質量分析
12.クロマトグラフィー(1) GC, SFC,LC,IMS
13.クロマトグラフィー(2) TLC
14.蛍光脂質
15.脂質プローブ
16.電子顕微鏡を用いた観察
17.イメージングMS
18.脂肪酸の新しい可視化技術〜細胞内(蛍光X線,ラマン)とリポソーム二重膜(AFM)
19.脂質の酵素定量法
20.市販の脂質定量試薬
Technical Tips
1 「疎水性相互作用」にご用心
2 イノシトールリン脂質研究史
3 ガングリオシドの名前の付け方
4 有機溶媒の秤量の注意点
5 同定ミスについて
6 TLC実施上の注意点
7 蛍光脂質開発のパイオニア
8 細胞固定法の選択に注意!
9 タンデム結合にするとうまくいく?!
10 マイクロプレートでの反応時の注意点
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