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出版社:ありな書房
出版日:2022年03月03日頃
ISBN10:4756622798
ISBN13:9784756622792
販売価格:3,080円
シェイクスピアからジョン・ダン、ベルニーニからルーベンス、ミルトンとプッサン、そして一七世紀のローマにいたる、バロック美術とヨーロッパ文学の相互浸透と連鎖の諸相、すなわち美術と文学のパラレル・ワールドという未踏の漆黒の闇の中に、一条の光が射しこむがごとく、無限の想像力と鑑識眼を秘め、ルネサンスからマニエリスム、バロックへといたる美術表現と、その中に投影された文学的レミニサンスのテクスチュアの中を、縦横無尽、自在無礙に渉猟し、博捜し、連鎖する不可視の苦痛/快楽する芸術的感性の輪郭を顕わにしつつ、〈愛〉と〈魂〉のくねりあう官能の〈美〉を普遍的な相のもとに映しだす壮大な叡智の業!
プロローグ マリオ・プラーツと「姉妹芸術」 伊藤博明
シェイクスピアのイタリア
ジョン・ダンとその時代の詩7
ベルニーニの天啓
ペーテル・パウル・ルーベンス
ミルトンとプッサン
逆光に見る一七世紀のローマ
エピローグ 一七世紀の文学と美術の平行性 伊藤博明
註
人名・作品名 索引
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