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出版社:ありな書房
出版日:2020年09月14日頃
ISBN10:4756620728
ISBN13:9784756620729
販売価格:4,950円
トマス・ゲインズバラの描く少年の衣裳とモデルの謎に、ジュリア・マーガレット・キャメロンの撮った女性たちの肖像に、ジョージ・バクスターの彫版した複製版画と複製写真に、石彫り職人エリック・ギルが刻んだ印刷活字「ギル・サン」に、アルバート・ムーアの描くドレーパリーをまとう女性たちに、これらの創造の軌跡とさまざまな美的表象を探り、イギリス近代美術のメディアとファッションの相互作用を解く!
プロローグ ファッションがメディアを創る 山口惠里子
第1章 《ブルー・ボーイ》とは何者か
──トマス・ゲインズバラの「ファンシー・ポートレート」 小野寺玲子
第2章 名づけ子の肖像
──写真家ジュリア・マーガレット・キャメロンの試み 加藤明子
第3章 ジョージ・バクスターとバクステロタイプ
──一八五〇年代イギリスにおける複製版画と複製写真 大森弦史
第4章 「ギル・サン」──石彫り職人が刻んだ機械印刷のための活字 菅靖子
第5章 ドレーパリーの向こう側
──アルバート・ムーア《夢みる女たち》へ 山口惠里子
エピローグ メディアがファッションを映す──あとがきにかえて 小野寺玲子
註
人名索引
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