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出版社:明石書店
出版日:2024年02月29日頃
ISBN10:4750356948
ISBN13:9784750356945
販売価格:6,820円
古儀式派の文化が対抗と共生の力学の中で如何に伝承され、また変容してきたのか、そして当事者である古儀式派教徒らが、「対抗」や「共生」により何を主張しようとするのかを明確にして、その歴史的・社会的動向を解析し、ロシアにおける国家と宗教、さらに人々との関係を考える。
ロシア正教古儀式派関連地図
凡例
序[伊賀上菜穂]
1 古儀式派文献におけるロシアの統治者の形象(一七世紀教会改革以降)[アレクサンドル・ピーギン(中澤敦夫訳)]
2 古儀式派文化における聖歌[フロレンチーナ・パンチェンコ(中澤敦夫編・訳)]
3 ハクストハウゼンが出会った古儀式派の人たちーー一八四〇年代前半[鈴木健夫]
4 一九世紀後半の古儀式派資本家による芸術メセナ[神竹喜重子]
5 「オポーニアの島々」における白水境ーーウラル・コサックの日本への旅[エレーナ・ダニルコ(豊川浩一訳)]
6 日露戦争と古儀式派教徒ーー宗教寛容令以前のロシア帝国における兵士の信仰実践[伊賀上菜穂]
7 全ロシア古儀式派農民大会(一九〇六年二月)における土地問題に関する議論と大会決定の意義[阪本秀昭]
8 二〇世紀前半の中国アルタイ地方における古儀式派教徒の戦争参加[塚田力]
9 ロシア「在外同胞者移住促進国家プログラム」による古儀式派教徒の移住ーーロシア極東地方南部を中心に[宮崎衣澄]
補章 ウクライナの古儀式派ゆかりの地ベーラヤ・クリニーツァを巡る角逐[阪本秀昭]
あとがき[阪本秀昭]
索引
編著者紹介/執筆者、翻訳者、翻訳編集者紹介
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