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出版社:明石書店
出版日:2021年03月22日頃
ISBN10:4750351520
ISBN13:9784750351520
販売価格:2,530円
アンダークラスに落ち込む若者たちの実態を明らかにし、若者施策の前提となっている「親頼み」のメカニズムと限界をえぐりだし、アンダークラス化を防止するためにどのような社会編成が必要なのかを明らかにする。
はじめに[宮本みち子]
第1章 若者問題とは何か[宮本みち子]
第2章 若者世界の分断と高校教育の変容ーー社会的階層移動から社会的格差の再生産へ[青砥恭]
第3章 リスクを抱えた若者のキャリア形成支援ーー10代後半の若者を中心に[佐藤洋作]
コラム1 福祉サービスの器からあふれて、サポステに流入する若者たち[白水崇真子]
コラム2 コロナ禍の中で若者に何が起こったのか[濱政宏司]
第4章 若者施策としての就労支援[西岡正次]
第5章 アンダークラスを支えるーー弱者の技法としての静岡方式[津富宏]
第6章 社会的連帯経済と若者支援[藤井敦史]
第7章 若者支援と中間的な働く場づくりの可能性ーーK2インターナショナルグループの取り組みから[岩本真実]
第8章 家族扶養・正規雇用の相対化から見える若者への社会保障ーー横浜市における新型コロナ禍前後の取り組みを事例に[樋口明彦]
第9章 日本の若者政策における「若者問題」--就労支援と複合的な困難の位相[濱田江里子]
コラム3 ソウル市における青年ガバナンスの発動と「青年手当」[大草稔・小堀求]
第10章 困難を有する若者支援の法制度と自治体法政策ーー相談・救済・多機関連携[野村武司]
第11章 若者支援の政策理念ーー地域密着型の社会的投資へ[宮本太郎]
本書をふりかえる[宮本みち子]
おわりにーー若者の生活保障の展望[佐藤洋作]
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